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「和綴じ製本講習会」へ参加して
2012/04/04 00:57

2月9日(木)午後1時~4時30分の3時間半
赤れんが郷土館の講座「昔ながらの和綴じ製本講座会」に参加してきました。
会場は大町の赤れんが郷土館。講師は民俗研究者の「齊藤壽胤(じゅいん)」先生です。


今回の「和綴じ製本」では前回HPでも紹介した「自分史を手作り製本に」とは違った手法を学びました。

「和綴じ製本」は表紙に和紙を使用し、本紙には半紙を何枚か重ね折りしたもので作り上げます。さらに表紙は本紙より大きめにとり内側に巻き込み、角四隅を目打ちで角とりすることで成形します。


▲本紙の背上下両端に赤と黄緑の「角裂れ(かどぎれ)」を貼ることで、本紙部分にアクセントをつけながら、丈夫にする役割がある。






今回の本の綴じ方は初挑戦の「四ツ目綴じ」。
四ツ目綴じとは表紙と本紙を重ね四か所に目打ちでとじ穴をあけて麻糸で綴じる作業です。

四つの穴を均一に空ける「目打ち作業」と「麻糸で綴じる作業」はどちらも力加減が難しく、集中力が必要。糸が絡まないように細心の注意をはらいながら綴じていきました。
麻糸の最後の処理は「なめ綴じ(舐める)」と「コブ綴じ(コブを作る)」がありますが、今回はなめ綴じで本紙の中間にはさみ込みました。

そして最後に題箋紙(本のタイトルを書くところ)を左上に貼り完成!!

今回の「和綴じ製本」は糊づけを最小限にすることで、糊を好む虫の対策ができ、長期保存に適しているというメリットがあります。昔の人はこのような工夫をして後世に文化や歴史を残してきたのだと改めて知恵の深さを感じさせられました。

出来上がりを見て思ったことは、ちょっといびつだったりと反省点も幾つかありますが、それもまた「手作り感」があり、和紙と半紙と麻糸だけで作った本は「美しさ」も感じとれました。

受講後、先生とお話をする機会があり「帙」(チツ:和本がぼさぼさに痛んだり、組本が散らばったりしないように保存するケース)を見せていただき大変感動しました。次の機会には「帙」も挑戦してみたいと思います。

全体を通して作業の途中何度かハプニングや失敗があり、そばにきた壽胤先生と目を合わせて苦笑い。そして年代もバラバラな受講生でしたが次第に言葉をかわすようにな り、お互い作業を確認し合うなど楽しいひとときでした。






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