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「本格的な洋式製本講座」へ参加して
2012/03/24 11:55

「本格的な洋式製本講座」
日時:平成24年2月24日(金)10:00~16:00
場所:赤れんが郷土館
講師:国際教養大学地域研究環境センター 斉藤壽胤先生


先日、赤れんが郷土館で行われた「本格的な洋式製本講座」に参加してきました。
当社では、昨年から手製本に挑戦しているのですが、こちらの講座に参加したことで素材や作り方でいろいろと新しい発見があったので、ご紹介させていただきたいと思います。

★「背」について
今回、作ったのは「丸背」です。
「丸背」は、百科辞典などでも用いられる本格的な手法で、厚手の本でも開きやすいという特徴があります。(糸かがりは時間がないので省略されました)
「角背」は、当社の講習会でも経験していますが、「丸背」は初めてでした。
B6サイズに折った紙を仮止めして、手作業で背に丸みをつけ、糊を浸透しやすくするため丸みを付けた背を指で広げました。
意外と力作業で、仮止めをきっちりしていないと形がくずれてしまうので大変でした。





★糊の作り方について
当社で講習会を開いたときも糊の扱いには、大変苦労しました。
こちらの講座で先生に伝授していただいた作り方をご紹介したいと思います。
1)ボンド大和糊を1:1の割合で容器に取り出します。
2)ダマが無くなるまで、刷毛でよく混ぜます。
3)少しずつ水を足し、刷毛を上に持ち上げると糸がひくようになるまで薄めます。
(かなりサラサラの状態になるまで薄めました。)
この糊は、空き瓶などに入れ、さらにラップをかけ密閉状態にすると長期保存が可能になるそうなので、今後参考にさせていただきます。

★寒冷紗(かんれいしゃ)について
寒冷紗は、農業で使われる網状の布で本来は、虫除けや遮光目的のため使われています。
こちらの講座では背を補強するために使用しましたが、寒冷紗がない場合は半紙ガーゼを糊(上記の)で貼っただけで代用できます。

★花布(はなぎれ)について
こちらも補強のための素材なのですが、余った布切れ水引き(のし袋などに使っている飾りのひも)を巻付けたものでも代用が可能です。

最後に…
途中、しおりを付け忘れるというハプニングもありましたが、愛着のある一冊が完成しました。
どの作業もちょっとした工夫で仕上がりが変わってくるので、これからも試行錯誤を重ねて完成度を高めていけたらと思います。
また、今回こちらの講座に参加して受講者の方の多さに驚きました。
大変人気の講座で、リピーターも多いようで改めて手製本への関心の高さを実感しました。
ご指導いただいた斉藤壽胤先生、お世話になった赤れんが郷土館の職員の皆様、ありがとうございました。






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